2004.12.29 Wednesday
旧型PowerMac増強計画、実行!
現状は、メモリが計576MB、HDDが40GB(IBM DTLA-305040)、PCIスロットに、USB 2.0 のカードと Fast-SCSIのカードを挿して、MacOS 9.2.2 で使用している。(おまけで、電源ランプを青と白のLEDに交換してある。 笑)
今回の増強のポイントはパワーアップがメイン、ということで次のパーツを用意した。
●プロセッサ・アップグレードカード、SONNET ENCORE/ZIF G4 800MHz/1MB
●メモリ、256MB×2枚
●ハードディスク、120GB(IBM Deskstar 180GXP IC35L120AVV207-0)
●光学ドライブ、SuperDrive (Pionner DVR-104)
このプロセッサ・アップグレードカードには1GHz版もあるのだが、予算の関係もあって800MHz版を選択した。(体感上そんなに違わんだろうし、そもそも私にとっては3rdマシン的存在なのだし、と自分に言い聞かせながら。 笑)
プロセッサ・アップグレードカードとメモリは、Kitcutのオンラインショップで購入。
代金の振込が確認されたその日に発送してくれたようで、その翌日には手元に届いた。
光学ドライブは、元々 PowerMac G4 MDD(現メインマシン)に搭載されていたもので、DVR-107Dへ交換した際に余った物。 ハードディスクも、この G4 MDD に増設して使用していたのを 250GB(HITACHI Deskstar 7K250 HDS722525VLAT80)と交換した際の余り物。
それでは、本体を開けて、増設開始。
メモリを 256MB×2 + 128MB×2 = 768MB、120GBのHDDをSlaveとして増設して 45GB+120GB という構成にした。
この段階で一度起動させ、メモリのテストを行い、増設した120GBのHDDを初期化し、Master側HDDの内容をSlave側へバックアップ。
次に、このままの状態で SONNET ENCORE/ZIF G4 を使用可能にするべく、Yosemite本体のファームウェアにパッチを当てる作業を行う。アップグレードカードに同梱さていた日本語の取説の通りに作業を進めたところ、なんの問題もなしに完了。
電源を切り、プロセッサカードを交換。作業手順は、カードに同梱の取説の通り。
電源を入れてみると…、ジャーンっていう起動音がしない! 画面は真っ暗のまま、というより映像信号すら出ていないみたい!! えらいこっちゃ!!! と、やや蒼白になりながら電源を切り、取説を改めて見てみる。……プロセッサカードと一緒に交換したジャンパーブロックが逆向きに挿さっていたのが原因だった。 これが元で壊れたりしてねーだろなぁと心配しながらジャンパーブロックを正しく挿し直し、祈るように電源を入れる。
今度は、ちゃんと起動した。(ほっ…。)
なんだか操作に対するレスポンスが良い感じがする。宛名職人MOOK版を起動して見てみると、ライブラリのサムネール表示が格段に速いのが解る。(つか、元々このソフト自身の処理速度はダメ過ぎると思うんだけどサ。 笑)
ただし、バスクロックは100MHzから66MHzへ落としている。これはこのプロセッサカードを動作させる上での技術的問題で、100MHzでは動作しないとのこと(ジャンパーブロックを交換するのは、この為のようだ)。 このクロックダウンがどれほどパフォーマンスダウンに響いてくるのかは解らない。まぁ、CPUの高速性がそれを上回るから、気にするほどでもないのだとは思う。
お次は、光学ドライブの交換。
電源を切り、全面パネルを外し、5吋ベイを取り外し、そのベイに取り付けられてるドライブを交換。
なんの問題もなく終了。
電源を入れ、MacOS X のインストールを行う。
(実は、光学ドライブ交換前に一度 MacOS X をインストールして見たのだが、DVD対応なドライブが搭載されていない状態だと DVD Player とかがインストールされない事が解った。色々なWebサイトでも、そう書かれていた。この辺りちゃんと調べて手順を検討してから作業しないと、余計な時間がかかって効率が悪い。反省。)
MacOS X インストール後、SONNET社のwebサイトより "SonnetCache" というキャッシュメモリ・ドライバ(というのが正しいのか?)をダウンロードし、インストールする。
これをインストールしないと、このプロセッサカードの本領は発揮されない(SonnetCacheのインストール前は、G4/800MHzなのに MacOS 9 で起動したときと比べてなんだかもっさりしてるなぁと感じた)。インストール後、確かに速くなった感じで、「このMacについて」を見ても CPUタイプと三次キャッシュがちゃんと認識されている事が解る。
MacOS X のインストールについて、プロセッサ・アップグレードカードに同梱の取説等には、MacOS X をインストールするには、そのディスクに起動可能な MacOS 9.1.x or 9.2.x のシステムフォルダがインストールされている必要がある旨が記載されている。 実際、Slave側にバックアップしたシステムから起動し、Master側HDDを初期化した後、MacOS 9 を入れずに Master側へ MacOS X をインストールしようと試みたが途中で止まるなど正常にインストールを進める事はできなかった。
あと、重要注意事項として「8GB以上のハードドライブにインストールする場合は、8GB以下の最初のパーティションに OS X をインストールしてください」と書かれている。 しかし、これを無視してMaster側40GBのHDDを単一パーティションとした環境でも問題なくインストールできたし、ちゃんと起動して使用できている(MacOS 9.2.2, MacOS X 10.3 共に)。 それから、取説に Cキー押下でのCD-ROMからの起動はできない旨が書かれているが、Cキー押下で MacOS X のインストール用CD-ROMから起動できたんですけど? いずれにしても、偶々私の環境では、という事かもしれないが。
最後に、周辺機器のドライバを入れたり、各種設定をしたりして作業終了。
MacOS X 10.3 だから、SuperDriveも問題なくそのまま使えてるし、USB 2.0 のI/Fがちゃんと2.0として使えている。なによりプリンタ(EPSON PM-A850)が、ネットワークで共有できるのがうれしい(MacOS 9 の環境では共有できなかった)。
ただ、ネットワークへの接続形態が IEEE 802.11b の無線LANアダプタ(corega AP-11mini)経由という貧弱な環境であるので、せめて 802.11a/g のアダプタに交換したい。できれば液晶ディスプレイに…。
でもまぁ、ひとまず、私のYosemite増強計画はこれで終了なのである。
今回の増強のポイントはパワーアップがメイン、ということで次のパーツを用意した。
●プロセッサ・アップグレードカード、SONNET ENCORE/ZIF G4 800MHz/1MB
●メモリ、256MB×2枚
●ハードディスク、120GB(IBM Deskstar 180GXP IC35L120AVV207-0)
●光学ドライブ、SuperDrive (Pionner DVR-104)
このプロセッサ・アップグレードカードには1GHz版もあるのだが、予算の関係もあって800MHz版を選択した。(体感上そんなに違わんだろうし、そもそも私にとっては3rdマシン的存在なのだし、と自分に言い聞かせながら。 笑)
プロセッサ・アップグレードカードとメモリは、Kitcutのオンラインショップで購入。
代金の振込が確認されたその日に発送してくれたようで、その翌日には手元に届いた。
光学ドライブは、元々 PowerMac G4 MDD(現メインマシン)に搭載されていたもので、DVR-107Dへ交換した際に余った物。 ハードディスクも、この G4 MDD に増設して使用していたのを 250GB(HITACHI Deskstar 7K250 HDS722525VLAT80)と交換した際の余り物。
それでは、本体を開けて、増設開始。
メモリを 256MB×2 + 128MB×2 = 768MB、120GBのHDDをSlaveとして増設して 45GB+120GB という構成にした。
この段階で一度起動させ、メモリのテストを行い、増設した120GBのHDDを初期化し、Master側HDDの内容をSlave側へバックアップ。
次に、このままの状態で SONNET ENCORE/ZIF G4 を使用可能にするべく、Yosemite本体のファームウェアにパッチを当てる作業を行う。アップグレードカードに同梱さていた日本語の取説の通りに作業を進めたところ、なんの問題もなしに完了。
電源を切り、プロセッサカードを交換。作業手順は、カードに同梱の取説の通り。
電源を入れてみると…、ジャーンっていう起動音がしない! 画面は真っ暗のまま、というより映像信号すら出ていないみたい!! えらいこっちゃ!!! と、やや蒼白になりながら電源を切り、取説を改めて見てみる。……プロセッサカードと一緒に交換したジャンパーブロックが逆向きに挿さっていたのが原因だった。 これが元で壊れたりしてねーだろなぁと心配しながらジャンパーブロックを正しく挿し直し、祈るように電源を入れる。
今度は、ちゃんと起動した。(ほっ…。)
なんだか操作に対するレスポンスが良い感じがする。宛名職人MOOK版を起動して見てみると、ライブラリのサムネール表示が格段に速いのが解る。(つか、元々このソフト自身の処理速度はダメ過ぎると思うんだけどサ。 笑)
ただし、バスクロックは100MHzから66MHzへ落としている。これはこのプロセッサカードを動作させる上での技術的問題で、100MHzでは動作しないとのこと(ジャンパーブロックを交換するのは、この為のようだ)。 このクロックダウンがどれほどパフォーマンスダウンに響いてくるのかは解らない。まぁ、CPUの高速性がそれを上回るから、気にするほどでもないのだとは思う。
お次は、光学ドライブの交換。
電源を切り、全面パネルを外し、5吋ベイを取り外し、そのベイに取り付けられてるドライブを交換。
なんの問題もなく終了。
電源を入れ、MacOS X のインストールを行う。
(実は、光学ドライブ交換前に一度 MacOS X をインストールして見たのだが、DVD対応なドライブが搭載されていない状態だと DVD Player とかがインストールされない事が解った。色々なWebサイトでも、そう書かれていた。この辺りちゃんと調べて手順を検討してから作業しないと、余計な時間がかかって効率が悪い。反省。)
MacOS X インストール後、SONNET社のwebサイトより "SonnetCache" というキャッシュメモリ・ドライバ(というのが正しいのか?)をダウンロードし、インストールする。
これをインストールしないと、このプロセッサカードの本領は発揮されない(SonnetCacheのインストール前は、G4/800MHzなのに MacOS 9 で起動したときと比べてなんだかもっさりしてるなぁと感じた)。インストール後、確かに速くなった感じで、「このMacについて」を見ても CPUタイプと三次キャッシュがちゃんと認識されている事が解る。
MacOS X のインストールについて、プロセッサ・アップグレードカードに同梱の取説等には、MacOS X をインストールするには、そのディスクに起動可能な MacOS 9.1.x or 9.2.x のシステムフォルダがインストールされている必要がある旨が記載されている。 実際、Slave側にバックアップしたシステムから起動し、Master側HDDを初期化した後、MacOS 9 を入れずに Master側へ MacOS X をインストールしようと試みたが途中で止まるなど正常にインストールを進める事はできなかった。
あと、重要注意事項として「8GB以上のハードドライブにインストールする場合は、8GB以下の最初のパーティションに OS X をインストールしてください」と書かれている。 しかし、これを無視してMaster側40GBのHDDを単一パーティションとした環境でも問題なくインストールできたし、ちゃんと起動して使用できている(MacOS 9.2.2, MacOS X 10.3 共に)。 それから、取説に Cキー押下でのCD-ROMからの起動はできない旨が書かれているが、Cキー押下で MacOS X のインストール用CD-ROMから起動できたんですけど? いずれにしても、偶々私の環境では、という事かもしれないが。
最後に、周辺機器のドライバを入れたり、各種設定をしたりして作業終了。
MacOS X 10.3 だから、SuperDriveも問題なくそのまま使えてるし、USB 2.0 のI/Fがちゃんと2.0として使えている。なによりプリンタ(EPSON PM-A850)が、ネットワークで共有できるのがうれしい(MacOS 9 の環境では共有できなかった)。
ただ、ネットワークへの接続形態が IEEE 802.11b の無線LANアダプタ(corega AP-11mini)経由という貧弱な環境であるので、せめて 802.11a/g のアダプタに交換したい。できれば液晶ディスプレイに…。
でもまぁ、ひとまず、私のYosemite増強計画はこれで終了なのである。
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