<< ブラウン管テレビ | main | シーゲイト・ショックから覚めて >>

MacProのオンボードSATA端子を引き出す

 MacProには使われいてないSATA端子がロジックボード上にある、ってのを最近になって知った。
 システムプロファイラで“シリアルATA”の項目を見てみると、確かに6つ、SATAデバイスが接続できるように見受けられる。(内4つは、ハードディスク。)
 蓋を開けて見てみると、ロジックボードに“ODD_SATA”と書かれた、ケーブルが接続されていないSATA用コネクタが2つ存在していた。MacProの光学ドライブには、パラレルATAの奴が搭載されているのだが、SATAなドライブでも使えるように用意されているのかもしれない。(ODD_SATA = Optical Disk Drive _ Serial ATA)
MacProのオンボードに空いているSATA端子


 たまたまSATAをeSATAとして引き出して使用する為のアクセサリを持っているで、これを使って、外付けHDDをeSATA I/Fでの接続を試してみることにした。

 私が所有しているSATA−eSATAブラケットは、SATAのケーブル長が0.3m程度なのでMacProのオンボードSATAコネクタには届かない。そこで、SATAの0.3m延長用ケーブルを買ってきて、取り付けてみた。ブラケットから外付けHDDへはeSATAの1.0mのケーブルを持っていたので、これを使用することにした(つか、それ以外にeSATAのケーブルを持っていなかったので)。
MacProのオンボードSATAをeSATAとして引き出す

 外付けHDDには、iTank i302-1S-SB2を使用した。

 で、結果はというと、使い勝手が良くない上に、安定した使用ができなかった。

 HotSwapに対応していないので、OS起動前にHDDの電源が入っていないと、そのHDDは認識されず、マウントすることができない。外付けデバイスを接続することを想定していないであろうから、しかたないと言えばそれまでなのだが。

 んで、そうして電源を入れて、外付けHDDをマウントして、Xbenchを試みてみたのだが、途中で止まってしまって戻ってこなくなった。 安定性の面でも問題あり、と言いたいところだが、これはひょっとすると、eSATAケーブルにもっと短い物を使用していれば安定するのかもしれない(わざわざこの為に短いeSATAケーブルまで買う気にはなれなかったので、そこまでは試していない)。 実は以前に、勤め先のPCにSATA I/FのPCIカードを増設して、そのPCIカードに付いているeSATA端子と、外付けHDD(iTank)とを、1.5mのeSATAケーブルで接続してみたらHDDを全然認識してくれず、1.0mのケーブルだと問題なく認識されて安定使用することができた、という経験があった。 今回も 0.3m+0.3m+1.0m=1.6m というケーブル長になるのでダメだったのかなぁ、と。 確か規格上でのケーブル長の制限は、eSATAは2mまでだけど、SATA2は1mまでだったと思う。 オンボードのSATA2を、eSATAのコネクタ形状に変換しているだけだから、ケーブル長制限はSATA2と同じ、と考えれば納得はできる。

 短いケーブルでしか使えないのでは、機器設置場面での制約が大きい。さらに、OS起動前に電源をonしておかないと使えないとあっては、使い勝手面でもなかなかうっとおしいものがある。
 私的には、ちょっと使えないな。残念。
コンピューター | comments (0) | trackbacks (0)

Comments

Post your Comment

Trackbacks